区政報告    

     

第58回区政報告PDF

令和2年第2回葛飾区議会定例会が6月4日から開催され、6月22日に終了いたしました。
定例会中に審議された内容について、ご報告いたします。
 4月7日に「新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言」が発令され、外出自粛、3密を避け、命を守る行動をお願いしてきました。
一方で、経済的打撃を受けている事業者への緊急融資、生活に困窮している方への住居確保給付金の支給対象者の拡大等、様々な対策を講じてまいりました。
5月25日、東京都は緊急事態宣言の解除を決定しましたが、第二波も含めた長期的な対策が必要だと言われております。
葛飾区として、今後も状況を的確に把握しながら、「新たな生活様式」に応じた対策を実施していく必要があります。



1.今定例会に提出されました令和2年度第三次補正予算案」

新型コロナウイルス感染症緊急経済対策等に関連する事業のうち、早急に財政措置が必要と判断される経費については、第1回臨時会、第2回臨時会において、それぞれ第一次補正子予算、第二次補正予算として議決しました。このため、第三次補正については、新型コロナウイルス感染症対策にかかる経費として、早急に財政措置が必要と判断された、発熱外来診療及びPCR検査を実施する「地域外来・検査センター」を葛飾区医師会へ委託するための経費を計上しました。そのほか、地域コミュニティ施設、子ども発達センター、子ども未来プラザや保健センターを複合化し、「(仮称)新小岩地城活動センター」として整備するための経費や、災害時の備蓄品として台風シーズンを前に、学校避難所にゴムボート、簡易ベッドやLED投光器を、福祉避難所に蓄電池を配備するための経費、インターネット環境のない家庭の子どもたちに対して、オンラインで学習に取り組める環境を整備するための経費などを計上しました。
?地域外来・検査センター運営委託費:3,426万円
?(仮称)新小岩地城活動センター建設経費:7億6540万円
?災害対策経費:6,919万円、
?教育情報化推進経費:7009万円
?第3次補正額は12億922万円で補正後の予算額は2665億1,838万円となりました。
(本年度の当初予算額は2049億1,000万円です)

2.コロナウイルス感染症拡大に伴う行財政運営について
マスコミ報道などによれば、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、100年に1度の危機と言われております。
令和2年度の当初予算は、子育て・教育環境の充実、災害対応力の強化などの施策の推進により過去最大規模となり、 今回の新型コロナウイルス感染による影響を反映するものとなっていません。
今回の新型コロナウイルス感染の影響による経済の急減速に伴い、今後、特別交付金や特別区民税などの大幅な減収も危惧され、今回のコロナ禍前の経済状態に戻るには数年かかるとも言われております。
現時点で今年度と来年度の減収見込みについては、今年度は、特別区民税の徴収猶予や、特別区交付金の原資でもある市町村民税法人分の経済減速による減収などによって、当初見込んだ額に影響がでるものと考えていますが、現時点ではその影響額がどのなるかは不明なため、今後の推移を注視してまいります。
また、来年度は、経済減速による特別区交付金の減収に加えて、今年の所得状況により課税する特別区民税の減収も見込まれることから、今年度より大きく財政状況に影響を及ぼすことが見込まれております。
このことから今後持続可能な区政運営に向けて、 事務事業の見直しをはじめとする経営改革の取組は喫緊の課題と考えます。
歳出抑制も視野に入れながら、国や都の補助金などの特定財源の確保はもとより、今まで抑制してきた基金や起債の活用なども含め、危機感を持って財政運営に当たっていきたいとの答弁がありました。
今後も「新たな生活様式」など新型コロナウイルス感染の影響により社会の変容を踏まえた課題に対しても、 スピード感を持って対応することが必要です。

3.教育情報化推進事業について
葛飾区では、グローバル化や情報化など急激な社会的変化の中で、未来の創り手となる子どもたちが、これからの時代に求められる資質 能力を確実に備えることができる学校教育を実現するため、学校における ICT 環境の整備や授業、校務における ICT の活用等、 教育の情報化の推進を図るため、令和2年度予算に21億2600万円の予算を計上いたしました。その内訳は
?学校教育総合システムの入替 (571, 210 千円)
(デジタルドリルの導入等学習環境の充実)
?中学校特別教室用大型提示装置 (349 台) 導入 (20,650 千円)
?小学校プログラミング教育用教材の購入 (1,869 千円)
?学校教育総合システム運用保守等委託、機器等借上料
(1,325, 432 千円) です。

4.「インターネット教材を活用した学習支援」について
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本区でも3月2日から5月末日まで、区立小・中学校、幼稚園、保田しおさい学校において臨時休業と致しました。
臨時休業に伴い、児童・生徒の学習に著しい遅れが生じないよう、家庭で学習が行えるインターネット教材を4月 13日から活用した学習支援を全児童・生徒を対象に実施しました。
なお、教育活動再開後は、家庭学習の習慣を身に付けるとともに、繰り返し学習することで自分の弱点を克服するツールとして活用し、学力向上につなげるとしています。また、国の推進する「GIGAスクール構想」を踏まえ、一人一台タブレット端末の整備を着実に進めてまいります。

5.災害医療体制の強化について (予算額3600万円)
災害時に医療救護活動を迅速かつ適切に行い、区民の生命と健康を
守ることができるよう、医師会や歯科医師会等の関係機関と連携して災害時医療体制を整備しています。
また、災害時に電源の確保が必要となる在宅で人工呼吸器を使用し
ている人に対して、安心して暮らしていけるよう災害時の対応について強化していきます。

1)人工呼吸器使用者への災害時対応の強化 (6, 256 千円)
自家発電機所有者を除く在宅人工呼吸器使用者へ災害時非常用発電機を貸与します。 (貸与には使用申請が必要です)また、点検・修理なども区が行うことで、必要なときに使用できる状態を確保します。「貸与対象者」 44人 (予定) 
※非常用発電機:家庭用カセットボンべで発電(本体にはカセットボンペ2本をセットし2時間の発電が可能です)

2)医療救護活動拠点等の設備強化 (10,630 千円)
医療救護活動拠点(健康プラザかつしか)に電子黒板を新たに設置し、情報共有や医療教護活動のスピードアップを図ります。また、緊急医療救護所に配備する備蓄品など (災害医療資器材や衛生用品等)を更新します。

3)災害医療救護計画の改定 (14,771 千円)
改定時期:令和3年3月 (予定)

6.新金貨物線の旅客化に向けた基金と担当部署の新設

葛飾区では南北方向の鉄道網の充実を図るため、 区の南北の拠点である新小岩と金町を結ぶ、新金貨物線の旅客化を検討してきました。
今回、 旅客化の整備に要する費用を確保するため、「(仮称)新金貨物線旅客化整備基金」を設置し、令和元年度第4次補正において 10億円を計上しました。
基金は、区の財政状況、旅客化の検討状況や方向性などを考慮しながら、 今後約 10年間で100億円を目途に積立てを行い、関係機関との協議を促進していきます。
また、旅客化の実現に向け、関係機関との協議をより積極的に進めていくため、令和2年度から新たに交通政策課、新金線旅客化担当係を設置し、新金貨物線旅客化検討予算 (13,410千円)を計上しました。
通常の電車や高齢者等でも乗降が容易なライトレール車両 (低床車両) による国道6号の交差方式の技術的な検討などを引き続き進めます。さらに、旅客化の早期実現に向けて、課題である国道6号部分を除く区間を段階的に整備する方法のほか、 新交通システムの可能性など、多角的な検討を行います。

7.学校施設の改築について
適切な学習環境を確保できるよう、学校施設の適正化や老朽化の状況などを踏まえ、地域バランスを考慮しながら学校改築を進めています。また、学校は地域の核となる公共施設であり、災害発生時には地域の避難所としての機能も併せ持っていることから、改築にあたってはそれらの機能の強化に向け、地域の方々とともに検討しながら整備してきました。 今年度60億7900万円計上されました。
*改築校スケジュール 
○改築 6校 (校庭整備完了まで)

・小松中学校(新小岩4丁目30番1号)令和3年2月完了予定
・東金町小学校(東金町1丁目33番1号) 令和4年8月完了予定
・高砂小学校(高砂3丁目30番1号) 令和6年3月完了予定
・高砂中学校(高砂3丁目 32 番 1号) 令和6年3月完了予定
・道上小学校(亀有4丁目 35 番 1号)令和2年度基本・実施設計着手1

8.児童相談体制の強化について

令和5年度を目標に葛飾区児童相談所,一時保護所を設置し、子どもや保護者に寄り添う支援を担う子ども総合センターと、法的介入など専門的な支援を担う児童 連絡相談所一時保護所が両輪となって、子どもの最善の利益を確保する体制を構築します。

1 児童相談所建設経費等
本年3月に策定した葛飾区児童相談所基本構想に基づき、設計の与条件をまとめる葛飾区児童相談所基本計画を策定し、設計に着手します。
設計費は令和2年度予算: 34,000千円、
令和3年度予算: 79,500千円


-------------安西俊一の歩んだ道-------------
区立金町小学校、区立金町中学校(前同窓会会長)、足立学園高校、
東京電機大学卒業。精神修養を求め、苧坂光龍老師に参禅、
講道館にて松村茂也(9段)に師事、柔道(3段)

議員経歴----------------------------------
平成26〜27年:自由民主党議員団幹事長、議会運営委員会委員長
平成28〜29年:葛飾区議会 第67代議長、23区議長会監査委員
平成29年11月:葛飾区議会 連続5期当選
 総務委員会委員長、予算審査・決算審査特別委員会委員長
現在:葛飾区監査委員、自民党葛飾総支部幹事長

 

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