区政報告    

      第45回区政報告PDF
 平成28年度の一般会計当初予算は、前年度を46億6千万円上回る、1、801億2千万円、4年連続で過去最大規模を更新する積極的な予算となりました。
 これは、平成28年度が中期実施計両の初年度にあたり、「健康長寿のまちづくり」「子育て環境のさらなる充実」「安全・安心、快適なまちづくり」「魅力ある観光・産業の活性化」「東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組み」の5つの課題をはじめとする多くの行政課題に、果敢に取り組む姿勢を示したものであり限られた財源の中で区民の負託に応えらえる予算編成との答弁でした。

歳入について
●法人住民税の一部国税化の影響の平年度化により大幅な減を見込んでいた特別区交付金についても、景気回復に伴う固定資産税の増などにより、前年度に比べ2億円の増を見込むことができました。
●マンション建設など、区内への転人音の増加による、納税義務音数の増により特別区税の増加が見込まれています。
歳出による事業展開
●待機児童の解消に向けた保育所の整備や多子世帯への経済的支援などの子育て支援施策
●地域包括ケアシステムの推進をはじめとする高齢者施策
●本区の魅力を高めるための観光振興施策
●学校教育の分野では、グローバル人材を育てる観点から、タブレットパソコンなどICT環境の整備や中学生の海外派遣事業
●高齢者の健康づくりの推進や障害者スポーツの推進などのスポーツ施策
●京成押上線連続立体交差事業をはじめとするまちづくり施策などの実現に向けた積極的な取り組みを考えております。
(写真 議長室での執務)


1)新小岩駅周辺では、平成30年度の開通を目指し、南北自由通路の整備を行い、本区南の玄関□では、駅前広場の整備や土地の高度利用等による駅前の賑わいづくりを実施します。
2)立石駅周辺においては、平成35年の工事完了を目指して京成押上線連続立体交差事業の工事を着実に進め、北口及び南□の再開発事業を推進するとともに新たな総合庁舎の実現に向けて活動しています。
3)金町駅南□では、金町六丁目駅前地区において、昨年11月に再開発組合が設立され、今後の事業の円滑かつ、確実な進捗に向け実施していきます。
4)防災上、整備すべき緊急性の高い、東四つ木、四つ木、東立石及び堀切地区において、密集事業や不燃化特区制度を活用し、主要生活道路の整備や、公園の整備を今後も積極的に推進して、密集市街地の防災性の更なる向上を図ります。


 金町駅北口周辺地区の街づくりについては、区取得用地(イトーヨカドー裏約9、000平米)を有効に活用し、駅前広場等の都市基盤整備により交通結節点機能の向上と新たな賑わいの創出を図り、広域複合拠点としての都市機能の充実を目指すとしています。
 街づくりの検討に当たっては、金町駅北口周辺地区まちづくり協議会や東金町一丁目西地区再開発準備組合、さらに地域の方々とともに話し合いが進められています。現在、区として駅前広場や理科大学通り等の都市基盤整備の検討を進めるとともに、沿道地権者の意向を把握し、都市基盤整備の実現に向けて取組んでいます。
 また、JR金町駅について、街づくりと一体的に駅の安全性、利便性の向上を図るため、現在、区側とJR東日本本社との勉強会を実施、区側からの提案を行いながら協議を進めています。私は青木区長に金町駅の利便性を強くお願い致しております。地域の街づくりの方向性については(仮称)金町駅北口周辺地区全体まちづくり構想の策定が進められており、近々示される予定です。 (写真 軟式野球大会にて)

課 題
●理科大通りを拡幅するには沿道地権者の方々のご理解やご協力を得るため、道路整備と沿道まちづくりを一体的に考えることが必要となって来ました。
●金町駅北口駅前広場は約2、400・であり、バス乗り場が2か所、降り場が1か所しかなく、障害者用の乗降場がないなど手狭な状況でありますので、改良が必要です。(金町駅南ロ:約5,400u)
●金町駅北口周辺地区の安全性、利便性、回遊性を向上させるためには、しょうぶ通りの拡幅が必要と考えられます。
●また、しょうぶ通りから駅前広場へのバスルート確保の方策の検討を行い、回遊性を実現することが必要と考えられます
●平成25年4月の東京理科大学の開設や大規模マンションの供給などにより、金町駅の乗降客数が増え、駅の混雑が増してきており、金町駅の利便性向上を強く訴え続けてまいります。


 本区では、人□の将来展望を示す「葛飾区人ロビジョン」(案)を策定し、この中で、本区の人口は今後2025年頃までは、現在と同規模で推移すると見込まれます。その後は徐々に減少するとしています。近年の本区の人口動態は、高齢化による自然減の状況があるものの、転出を上回る転入によって人□が増加しています。
 年齢層ごとの転出入のデータを見ると、10代、20代の若年層では転入が多く、また、○から5歳児の人口増なども見られており、本区が、これまで子育て環境の充実を区政の最重要課題として、保育定員の拡大をはじめ、経済的負担の軽減など、各種の子育て支援策を進めてきた成果が表れているものと考えられます。
 今後の取り組みの方向性として、高齢化の進展やそれに伴う各種財政支出の増加・介護等の人手不足、消費活動や生産活動の縮小による地域経済への影響といったマイナス面の影響が出てくる懸念があります。そこで葛飾区では
●「街づくりの推進による本区の利便性の向上」
●「子育て環境の充実によるファミリー層の定住促進と出生者数の増加」
●「区内産業の活性化や地方都市との連携による本区の魅力の向上」を基本目標に掲げ、取組みを更に推進してゆく方針です。


 本区では、これまで認可保育所や私立幼稚園等に在園する園児の保護者を対象に多子世帯の保育料減免等を行い、国が最大小学生3年生までに兄・姉を有する園児を対象としているところ、区独自に小学校6年生までに対象を拡大し、23区内でもトップクラスの充実した制度として実施してきたところです。
 こうした中、国は平成28年度から、低所得者の多子世帯について、兄姉の年齢に関わらす第2子半額、第3子以降を無償化とする内容の拡充を行うこととなりました。そこで本区では国の拡充内容を実施することに加えて、現行の認可保育所の保育料等に係る多子世帯負担軽減の対象範囲を、これまでの小学校6年生までの兄姉がいる世帯から、中学校3年生までの兄姉がいる世帯まで拡大いたしました。


 今回、工事請負契約における制限付一般競争入札の実施方法が見直しされます。本区の契約制度については、公平性、競争|生、透明性の確保を図るとしています。近年の工事契約における不調・不落対策やダンピング受注の防止など、これまでも適宜見直しを訴えてきました。
 今後、オリンピック・パラリンピック開催等に伴い全国的に建設工事の増大が予想され、また、本区においても学校改築等の大型工事が予定されている中、継続的、安定的な公共工事の施工体制を確保していく必要があります。
 このことから、今回、工事請負契約における制限付一般競争入札の実施方法の見直しが決定されました。  (写真 五泉市伊藤市長の訪問)

●制限付一般競争入札の見直しについて
 現在、予定価格4、000万円以上の工事請負契約で行っている制限付一般競争入札のうち、予定価格8、000万円未満かつ一定数以上の区内業者が参加可能な案件について入札参加資格に区内業者であることを加えます。
●実施時期は平成28年4月からです。


 荒川の河口から6.0Kmイ寸近に位置し葛飾区の基幹公園(約5ha)として利用されている新小岩公園は葛飾区地域防災計画に避難場所として指定されています。
 本区は○メートル地帯が多いことから、大規模水害時には長期間にわたり広い範囲が水没してしまうため、垂直避難をすると孤立してしまう可能性があります。そのため区では、浸水しない地域や近隣区市などへの広域避難を原則としております。
今回の新小岩公園の高台化により、大規模水害時には一時的に約25、000人の避難が可能なオープンスベースを創出でき、逃げ遅れた人々の緊急的・一時的避難や救助救出、水・食料など物資輸送の拠点としての役割を想定しています。工事期間は約10年程度を想定し、公園閉鎖期間中は葛飾あらかわ水辺公園に野球場及びゲートボール場を整備します。


 昨年末、「東京における都市計画道路の整備方針第四次事業化計画案」が公表され、今年度末までに整備方針を策定する予定です。
 バス路線網の充実を図っていくうえで、都市計画道路の整備は密接に関連しており、第四次事業化計画案において示されている優先整備路線は、区内のバス路線網の充実においても重要な路線であります。
事業化計画路線:補助138・261(南木元西)、補助276号線(細田北)、区画街路4号線(四ツ本西)
事業実施路線:補助261号線(南水元)、補助264(細田西・環七付近)、補助274(立石)、補助276
       (大堰枠南・−ロ橋南惘田橋)、補助2フ9(隅田橋)、補助283(柴又)、補助284号線
       (東新小岩南・四つ本巣)
 計画案の中の優先整備路線には、補助276号線細田北区間が示されておりますが、この区間が整備され、補助276号線が完成することによって、金町地域から高砂・細田地域を経て、新小岩方面を結ぶ南北方向のより利便性の高いバス路線の開設が可能になります。
 補助264号線宝町区間の整備については、平成28年度に社会実験運行を検討している細田・鎌倉地域と立石地域を結ぶ東西方向の路線に新たな可能性が広がってまいります。
 区としては、都市計画道路の整備を積極的に進め、利便性の高いバス交通網を構築するとともに、バス停やバスターミナルに、バス利用者のための駐輸場を設置するサイクル&バスライド事業なども併せて実施し、利便性の向上や利用の促進を図る取り組みを進め、バス交通をより身近なものとし、ご高齢の方にとってもより利用しやすい環境を整えていく所存でございます。


 都市計画道路補助第276号線は、区内を南北に縦断する主要な地域幹線道路として計画されており、その中. の大堰枠南区間の交差点部分の工事が長い間残されており、私は工事の早期実施を求めてきました。この工事区間内には路面下の浅い位置に箱形の水路(既設ボックスカルバート2連)が存在し、この影響により、現況の車道が周辺宅地よりも高い状況にあるため、既設ボックスカルパートの天井部分を撤去し、道路改良(車道面を下げ周辺宅地との高さに整え、歩道部の勾配を改善する)工事を行うものであります。
施工延長:212m 工事期間:平成28年〜平成30年度

(写真 新水元体育館落成式にて)


 東京都下水道局小菅水再生センター西処理施設の屋上に、園内には四季折々の花を配した直径約5mの花時計や各種遊具、荒川の雄大な流れや東京スカイツリーの全景が望める展望台等がある小菅西公園があります。
 平成26年10月から、改修工事を行い、平成28年4月オープンしました。今回、既存公園の南側を約7、000u拡張し、フットサル場2面(38mx18mピッチのナイター照明付き人工芝)とエレベーターや駐車場が整備されました。
 近年、若者に人気のフットサルは、平日でも仕事終わりにプレーするほど需要が多いため、営業時間を午後10時30分まで延長し、区民にスポーツに親しんでもらえるようにしました。

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